ごん狐【新美南吉】

ごん狐は愛知県半田市出身の児童文学作家として有名な新美南吉によって執筆された作品で、小学校の教科書などにも掲載されることが多い作品として知られています。
日本人なら必ずといってよいほど知っている作品の一つではないでしょうか。

とにかく泣ける童話

ごん狐の物語は伝聞という形式になっているのが一つの特徴と言えるでしょう。
主人公はタイトルのごん狐と兵十で、ごん狐はいつもイタズラばかりして村人を困らせている狐として登場します。
ある日ごん狐は兵十が川で漁をしているのを見かけ、イタズラ心から彼が捕まえたウナギを逃がしてしまいます。
しかし、そのウナギは病気を患っていた自身の母親のために捕ったウナギだったということを数日後の兵十の母親の葬儀でごん狐は知ることになります。

後悔したごんはそれから毎日のように木の実や山菜を彼の家に届けるようになりますが、ある日彼の家に行った時またイタズラに来たと勘違いされ兵十によって撃たれてしまいます。
ごん狐を読んだことがある方なら誰もが泣ける話として評価するのではないでしょうか。
それほどごん狐は感動できる話であり、子供から大人まで泣ける作品として知られています。

物語のポイントはいくつかありますが、ごん狐が自身の行いを後悔し兵十への償いとして山菜や木の実を届けるようになるものの、最後は彼の手によって撃たれてしまうところでしょう。
また、その時木の実や山菜がまた持ってこられていることを認めた兵十は「ごん、お前だったのか」と初めてごんが毎日のように木の実などを持ってきていたことを知ることになるのです。

世間的な評価

今でも小学校の教科書に掲載されることも多いくらい日本人にとっては馴染の深い物語です。
やはり感動するという声が圧倒的に多いですし、大人になってから読み返しても感動して泣いてしまったという声が多い傾向にあります。

作者の新美氏ですが、なんとこの作品を執筆したのは彼がわずか17歳ということですから、その才能も高く評価されています。
物語を執筆したきっかけは彼が幼少の頃から聞かされてきた口伝をもとに創作したということです。

インターネット上でもごん狐より感動できる児童文学作品はないと高い評価を得ています。
これほど幅広い年齢層から愛される作品というのは少ないのかもしれません。
できることならこれから先も小学校の教科書へは掲載を続けてほしいと思っている方は大勢いるでしょう。

作品としては相当古い部類に入るにも関わらず、今でも大勢の方に感動を与えている作品ですし、高い評価を得ている作品ですからこれから先も廃れるということはないのではないでしょうか。
大人になった今だからこそ深い部分まで理解できるかもしれない、そんな作品です。