国宝指定・如庵

織田信長の弟・織田有楽斎ゆかりの建物

愛知県には国宝と指定されている貴重な建造物が複数残されていますが、日本庭園の有楽苑には国宝茶室の如庵も存在しています。
有楽苑は名鉄犬山ホテルの敷地内にあり、四季によって異なる日本庭園の素晴らしさをお楽しみいただけます。
有楽苑には如庵の他にも重要文化財に指定されている旧正伝院書院も存在しています。
どちらも織田信長の弟で、茶匠としても知られる織田有楽斎如庵(織田長益)にゆかりのある建物として知られています。

参考:如庵

如庵の歴史

織田有楽斎が建てた茶室で、他にも国宝として指定されている三名席に含まれているとても貴重な国宝として有名です。
独特の佇まいのある建物で、師匠でもある千利休の待庵や密庵と並んで茶道の愛好家にとっては憧れの存在として知られています。

如庵と名付けられたのは織田有楽斎のクリスチャンネームがジョアンだったためです。
織田有楽斎は戦国時代を生き抜いた武士の一人でもあり、何度も命の危険を感じるほどの出来事に巻き込まれたことがあります。
特に兄である織田信長が倒れた事件として有名な本能寺の変の際には命からがら脱出して命拾いをしています。
関ヶ原の戦いにも参加しており、上手に立ち回りながら厳しい戦国時代を生きていました。

京都に隠居をした際に作られたのが重要文化財にも指定されている旧正伝院書院です。
有楽苑には他にも有楽斎が大阪に住んでいた時の居宅の古図を参考にしながら復元させた元庵や、オリジナルで建てた弘庵が存在しています。
如庵は現在の有楽苑に移築される前は東京や神奈川などを転々としながら現在の場所に落ち着いています。

普段は非公開とされている如庵ですが、毎月一回だけ一般公開がされています。
参加できる人数が限られているため、事前に申込みが必要です。
発表されている開催日の中から希望する日程を第三希望まで往復はがきに記入して応募します。
後日有楽苑から決定した日程を記載して折り返りはがきが送られる仕組みになっています。

見学を終えた後は弘庵か旧正伝院書院で抹茶の接待を受けることもできます。
有楽斎にゆかりのある場所でお茶を楽しめるのは最高の贅沢だとしてお茶の愛好家をはじめとして多数の方が参加を希望しています。
お正月は元旦から初釜を開催していますので、一年の始まりに茶の湯を楽しむのも素晴らしいものです。

他にも旧正伝院書院の襖絵見学会では如庵の説明や見学も実施しています。
開催日時が限られているため、事前に確認が必要です。