犬山城の歴史

日本最古の天守

愛知県犬山市にある犬山城は室町時代から残されている日本で最も古い天守として有名です。
激動の時代を経てきた城としても有名で、かつては城主が頻繁に変わっていました。
元々犬山城を築城したのは織田信長の叔父にあたる織田信康で、木之下城の城郭を移築したとされています。
現在も残されている天守の2階部分まではこの時代のものと言われています。

その後の戦国時代で城主が頻繁に入れ替わり、江戸時代に入ってから成瀬正成が拝領したのをきっかけに天守の改良がされて現在の形になったとされています。
江戸時代が終わるまでは成瀬家が代々城主として君臨しています。
明治時代になって廃藩置県が実施された際に天守以外が取り壊されてしまい、明治24年に発生した濃尾大地震の影響で天守が半壊する被害に遭いました。

一時は愛知県の所有物になっていましたが、地震の被害を受けた天守を修理することを引き換えにして愛知県から長い間城主を努めていた成瀬家に譲与されることになり、全国でも珍しい個人が所有する城としても有名になりました。
財団法人犬山城白帝文庫が所有しており、今後も貴重な国宝を守り抜くことが期待されています。

参考:犬山城

天守の構造

珍しい天守を残す貴重な国宝として知られている犬山城は、三重四階地下二階の望楼型天守です。
地下部分では積み重ねた石垣を確認できます。
一階は4つの間が存在しており、二階には武具の間になっています。
三階部分からは江戸時代に増築されたものとされており、四階部分は望楼になっています。

細部を良くみてみると様々な工夫が施されているのが確認できます。
入母屋破風や唐破風が確認でき、石落としや付櫓(つけやぐら)などの工夫がされています。
石落としとは石垣から飛び出している部分で、石垣から登ってこようとする侵入者を阻むためにここから石を落とす仕組みになっています。
付櫓は天守の入口部分を守るために横から的を攻撃するための防御部分になります。

犬山城がある場所は愛知県の中でも一番北側になり、犬山駅または犬山遊園駅から徒歩で約15分の距離にあります。
12月29日から31日までは定休日になりますが、その他は無休です。
9時から16時30分まで営業しています。

犬山城以外にも明治村、庭園有楽苑、どんでん館、リトルワールドなどの観光地の入場券とセットになったチケットを購入すると通常料金よりもお得になります。
明治村では明治時代の貴重な文化財や遺産などをご覧いただけます。