伝統・有松・鳴海絞り

江戸時代から続く伝統的な絞り染め

愛知県でも有名な絞り染めとして現在まで伝えられているのが有松・鳴海絞りです。
江戸時代から現在まで伝えられている伝統的な絞り染めで、木綿の布に藍染めを施すのが一般的ですが、様々な絞り技法で美しい模様に仕上げます。
有松・鳴海絞りは国から伝統工芸品として指定されていますが、後継者不足から伝統工芸士として活躍する人の高齢化が加速しています。
後世にも素晴らしい絞り技術を伝えるためにも、若い世代の後継者が増えることが期待されています。

参考:有松・鳴海絞り

有松・鳴海絞りの歴史

愛知県を代表する伝統工芸品として有名な有松・鳴海絞りは、江戸時代から伝わっている絞り技術です。
元々は有松での絞り染めが盛んに行われていましたが、徐々に鳴海などの他地域でも絞り染めが行われるようになったため、当時の尾張藩からも営業独占権を与えられているほどでした。
営業独占権を与えられても全ての工程を有松で行っていたわけではなく、一部を鳴海などに下請けとして行っていた歴史があります。
有松には東海道の宿場がなかったため、近くの東海道五十三次に含まれている鳴海で販売されていたため、鳴海絞りと呼ばれていた経緯があります。
その後は営業独占権が解除されて鳴海などの他地域で絞り染めが盛んに行われるようになりましたが、独自に新しい絞り技術を開発して特許を取得して以降は更に有松絞りが活気を増しました。
かつては有松絞りと鳴海絞りはライバル関係にありましたが、現在では有松・鳴海絞りと一括りにして同じ伝統工芸品として扱われています。

有松・鳴海絞会館では伝統工芸士による実演をご覧頂くことができます。
江戸時代から伝わってきた約400年もの歴史を誇る伝統的な技術が現在まで脈々と受け継がれています。
どのような工程で素晴らしい模様が出来上がるのかご自身の目で確かめることができます。
1週間ほど前に予約を入れておくと体験実習をお楽しみ頂くことも可能です
ハンカチやのれん、テーブルセンター、Tシャツ、エプロンなど好きな素材に絞り染めを行います。
世界のどこにもない、自分だけのオリジナルグッズを作れるチャンスです。
素材によって時間や費用が異なるため、予約を入れる際にご確認ください。
当日作った作品は10日から2週間ほどかけて染め上げ、出来上がったものをご自宅にお届けします。
糸がついたままの状態で届きますので、どんな模様に仕上がっているのかワクワクしながらご覧いただけます。